左マイクの意義

何気なくテレビをつけたら、

歌唱力を競う番組を放送してました。

 

だいたいこういう番組では

声量があって高音が得意な人たちが

バラード曲を熱唱するパターンがほとんど。

 

手を挙げて勝ち上がってくるくらいなので、

テクニカルなポテンシャルは皆高いし

シンガーとしての一番の武器である”声質”は

それなりに良いものを持ってる人が多いと思います。

 

観ててよく感じるのは2つ。

 

○たいてい右マイクで歌っている

○メロディーと歌詞しか追っかけてない

 

これ、けっこう歌い手あるあるです。

 

とくに後者はカラオケで歌だけ歌ってきた子には

気づくきっかけがなかなかないと思います。

私など高校時代までバンドやってたにも関わらず、

でしたからね。

 

右マイクについては

お世話になっていた出版会社の部長さんが

このことを教えてくださって、

それまで何の意志も意図もなく右マイクで歌っていたのを

左マイクに矯正しました。

最初はけっこう気持ち悪かったです。

 

マイクの持ち手がどっちかで何か変わるなんて

思ってもみなかったのですが、

不思議と右マイクだと体が強ばるというか

力んで歌う感じになるように感じます。

歌声も堅くなる気がします。

ついでに表情までしかめっ面で苦しそうになる。

 

嘘みたいですが本当にそうなので、

歌う人は騙されたと思ってやってみるといいです。

 

ちなみに私はかれこれもうずっと

座り&スタンドマイクでやってきたので

持ち手がどっちもなかったのですが、

今年から活動を再開して久しぶりにマイクを

持って歌いたくなりつつあります。

もちろん持ち手は左手です。

 

番組で最終的に勝ち抜けた子は

左マイクでした。

 

偶然と思われるかもしれませんが、

人間の体の構造による必然だと思います。

 

マイクに限らず一つ一つに意志と意図を

もって歌うこと。

 

それがあればリズムもピッチも

別にどうでもいいし、人の心も動く。

 

ほんとの歌ってそういうもの。